上から目線シリーズです。 公明党政権離脱をきっかけに、日本の政治構造が大きく変化している。 当然、政治関連業界は大騒ぎ。 まず、基本情報を下記に整理する。 (1)公明党は1964年に結党し約61年が経っている。 (2)池田大作第3代創価学会会長が作った。 (3)当時、殆どの宗教団体が自民党を支持していた。 (4)1番大きな宗教団体、つまり自民党の最大支持基盤は立正佼成会だった。 (5)2番目が創価学会で、創価学会の特徴は、排他性が強く、他宗教団体に対して攻撃的な側面があった。 (6)これは、池田大作会長の個性に大きくよるものだった。 (7)1993年に与党となる。1999年から約26年政権側にいる。1999年に自民党は立正佼成会から創価学会に乗り換えて、半世紀となる。 以上前提にすれば、公明党ありきで、政局を考察するが、公明党はあくまで、創価学会の政治団体である。 政教分離を勘違いしている人が多いが、政治から宗教への干渉はダメだが、宗教が政治活動をするのは、ダメでない。 今回の前例のない政局は、公明党の驕りと自民党の堕落に起因する。 公明党の政治家は、創価学会の票をバックに、自分たちが当選し、さらに、創価学会の票で自民党の政治家が当選するのを手伝ってやると考えている。 自民党の政治家の多くが、創価学会の票の上乗せ分を欲しがり、政権に組み入れることを是として来た。 自公連立で、自動的に創価学会票が増えると思っている。 当然、自公政権の政策は、自民党単独政権よりも、公明党側に引っ張られる。 こんなギブ&テイクが続けば、人間はそれの根幹にあるものを見失いがちだ。 公明党は創価学会票がある限りは、自民党に影響を及ぼせると過信した。 気に食わない総裁を選んだ自民党と一時的に連立を解消すれば、そのうち、自民党は首をすげ替えるだろうとたかを括った。 自民党の政治家で公明党と宜しくやって来た現状を続けたい者は、総裁選で、公明党カードが 効いて、小泉進次郎で勝てると鷹を括った。 しかし、自民党の支持者はそんな自民党の堕落政治家にうんざりしていた。 その結果が高市総裁誕生だった。 創価学会票をカードにした自公国会議員の半世紀に亘るギブ&テイク。 そのギブ&テイクで生じる妥協的政策が、両政党のそれぞれの本来の支持者が、それぞれに国会に送り出す政治家に求める政治活動と乖離した時には、連立維持は大義名分にはならない。 本末転倒の極みだろう。 公明党の政治家の皆さんは、創価学会の信者の人々を支持者として尊重してきましたか? 自民党の政治家の皆さんは、真摯に、自民党の支持者の声を聞いていましたか? 創価学会の執行部は、創価学会票のパワーに関し、変化する社会環境を考慮に入れて、判断をしましたか? 少なくても、政権から離脱して政権に影響力を行使出来なくなった宗教団体の政治勢力が、復権するのはかなり難しいでしょう。 自民党の先生方は、自公連立による選挙協力にただ乗りするのでなく、創価学会票が欲しければ、自分の選挙区で創価学会の信者の人の支持を得られるように、日頃から努力するべきでしょうね。 他の宗教団体もそうしないといけないし、それ以上に、本来の自民党の支持基盤にも、個々の政治家として真摯に、声を聞き、求めに応える政治姿勢が必須です。
上から目線シリーズです。 公明党政権離脱をきっかけに、日本の政治構造が大きく変化している。
アンチグローバリズム

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