世間は「減税」vs「増税」、「積極財政」vs「緊縮財政」、「金利高&円高」vs「低金利&円安」、「デフレ」vs「インフレ」という二分律で経済を議論する。

世間は「減税」vs「増税」、「積極財政」vs「緊縮財政」、「金利高&円高」vs「低金利&円安」、「デフレ」vs「インフレ」という二分律で経済を議論する。
経済は、特にグローバル化した経済は、そんな簡単な論理でベストミックスを見出せない。
上から目線で失礼と思うが、ベストミックスを見出すことが、政治家や経営者にとって一番大切な仕事だと理解している人間があまりいない。
次に、ベストミックスと思われるものが、だった一つになることは現実社会では殆どない。
ベストミックスと思われる複数から一つを選ぶのが、トップの使命だ。
民主主義だから、それが多数決で決すると考える人がいたら、民主主義について自分に都合よくしたい輩の理論だ。
その理論でいけば、誰がその結果責任を取るのだろうか?
経営者の世界では、いろいろあっても、トップが責任を取る、取らされる。
今の日本の政治家の世界では、誰も結果責任を取らない。
ましてや、裏に隠れて政治家を操っている官僚は当然責任追求の対象にもならない、しない。
複数のベストミックスと思われる選択肢のどれを取るかのトップの決断で大切なことが、最終決断者の哲学や人格としての価値観が大切になる。
今の日本の政治情勢で、哲学レベルの思想&道徳心や宗教心や家族愛みたいな人間としての確信的な価値観を持って政治家をやっている人は少ないと私は思う。
民主主義だからこそ、さまざまな価値観が凌ぎあって、多くのベストミックスが選択肢として上がって来る。
そして、その中の一つをトップが己の哲学や価値観に基づいて選ぶ。
何にも選ばず、責任も取らず、私利私欲でトップに居座ろうとしたのが石破さんだった。
仮に中味が何もない小泉進次郎がトップになったら、日本はどうなるだろうか?
逆転の発想で行けば、小泉総理が、「僕は何も分からないから、国民の皆さんで決めて下さい。」って言ってオープンなところで侃侃諤諤やって結論を見出すのが意外と一番いいかもしれない。
少なくても、グローバリストの人形として、財務省のロボットとして、小泉進次郎が我々の見えないところからの操作で総理大臣をやるよりはベターでしょう(笑)
ちなみにベストミックスと言えばエネルギー政策のことに限られいると考える人がいると思うが、そういう語彙力自体が、二分律的にものを考える日本人の弱点とおもいますが、

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