サラリーマンは英語ではなく日本語なのを知っていますよね。

サラリーマンは英語ではなく日本語なのを知っていますよね。
最近はあまり使われなくなりましがまだ死語にはなっていないと思います。
昔は日本にしかいないサラリーマンを西洋社会のビジネスマンより劣る存在だと思っていました。
しかしながら結果論で言えば日本経済の発展を担ったのはサラリーマンでした。
しかも日本のサラリーマンは西洋的区分もしくはマルクス的分類でいう労働者も含んでいました。
説明的に言えば西洋でいう労働者も日本ではサラリーマンとして労働者的ではありませんでした。
日本の労働組合が企業内組合だったことを見れば私の説が間違いではないと思ってもらえるはずです。
もちろん日本にも国鉄の国労、公務員の自治労、教職員の日教組、全日海、全逓だとマルクス的な組合もありましたが大勢は企業内組合で組合意識よりサラリーマンとしての自覚が強いでした。
サラリーマンとしての自覚とは日本的雇用慣行(終身雇用、退職金制度、従業員持株会、年功序列)を前提に会社への帰属意識が高く、会社と自分と自分の家族とを共同体として考える。結果、会社の発展や存続を自分と自分の家族の幸せや存続とシンクロすることが出来たのでした。
平たく言えばサラリーマンは会社のために頑張りその結果として自分たちの生活が良くなると思うということです。
間を端折りますがそれが日本企業の強さとなって日本は敗戦の焼け野原から奇跡的な経済復興を実現して経済大国になりえたのです。
日本の衰退はサラリーマンの劣化です。さらにはサラリーマン的であってはいけない人間の劣化版サラリーマン化です。
何故こうなってしまったのか?またそれがいいことだったのかか?良くないことだったのか?
いろいろな議論がありますが日本人は日本人についてもう少し西洋的な価値観に左右されないで自分の頭と心で、すなわち己の悟性で考えてどうあるべきか結論を導き出すべきでしょう。
今の日本は明治維新後、欧米崇拝主義者による西洋の猿真似政策を突き進み、勝ち目のない戦争に国民を引き摺り込んだ愚かな時代とまるで一緒だ思います。
スタートアップ?キャリアアップ?働き方改革?DXGX?構造改革?
ところでイノベーションという概念を言い出したのはシュンペーターですが正しい定義を知って言葉を使っていますか?イノベーションは技術革新ではありませんよ。

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